車両感覚を保つために理想的な運転の頻度はどのくらい?
- 2024.10.25
- 未分類
車の免許を持っていても、車に乗る頻度は人それぞれです。
実際に、関東地方整備局が行った車の運転頻度に関する調査では、「ほとんど毎日」が21.3%、「週に3~4回くらい」が7.6%、「週に1~2回くらい」が17.6%、「週に1回以下」が46.5%という結果になりました。※1
この調査結果を見ると、運転の頻度が低い人が約半数にものぼることがわかります。
運転の頻度が低くなると車両感覚を忘れてしまい、運転が怖いと感じるようになってしまいがちです。
そこでこの記事では、車両感覚を忘れないために理想的な運転の頻度や、車両感覚を保つコツをお伝えしていきます。
車両感覚を保つために理想的な運転の頻度は、1〜2週間に1回
車両感覚を保つためには、少なくても1〜2週間に1回、30分ほど運転するのがおすすめです。
運転するときは、一般的な道路を走行したり、車庫入れや幅寄せをしたりして車両感覚を思い出すように運転しましょう。
また、1〜2週間に1回運転することは、車の劣化を防ぐことにもつながります。
特に、1か月以上車を放置してしまうと場合によってはバッテリーが上がったり、オイルに問題が生じたりすることがあります。
車両感覚を保つためだけでなく、車を長く使用するためにもこまめに運転することが大切です。
車両感覚を保つための3つのコツ
車両感覚を保っている人は、車に乗ればすぐに感覚を取り戻せるものです。
ただし、運転するまでに1か月以上期間が空いてしまったり、レンタカーなど乗り慣れた車ではない場合は、車両感覚を取り戻すのに時間がかかることがあります。
そのような場合は、以下の3つのコツを試して車両感覚を徐々に取り戻し、保っていきましょう。
コツ1:シート・ミラーの位置を乗るたびに確認する
車両感覚は、窓やミラーで確認する部分が多いため、位置調整は重要です。
ミラーとシートの位置を確認する際には、シートの位置調整を先に行い、その後にミラーの位置を調整しましょう。
なぜなら、シートの位置によって、ミラーに映る範囲が変わるからです。
シートを前に詰めすぎるとミラーで広範囲を確認できないだけでなく、目線もスムーズに動かすことができません。
シートは軽く膝を曲げてブレーキを踏めて、ハンドルを握ったときに軽く肘が曲がる位置にします。
シートの高さも調節できるなら、ハンドルが胸の前に来るようにしましょう。
バックミラーは基本的にリヤウインドウが全面的に見える位置で、全部見えないなら、下部の位置を合わせましょう。
サイドミラーは、車体が4分の1ほど見えて、地面と空が半々に映る位置に調整します。
地面と空が半々に映る位置に調整することで、車両の位置や周囲の状況をスムーズに確認することができます。
コツ2:目線は2台前の車を見る
前の車だけ見ていると前方の渋滞などに気づかず、前の車がブレーキを踏んだ時に、急ブレーキをしなければいけなくなります。
急ブレーキを踏まなくてもいいように、運転する時は前の車のリヤウインドウ越しに2台前の車を見るようにしましょう。
2台前の車を見ていれば、だいたいの車の流れがわかります。
また、「真ん中を走らなければ」と思って白線の位置や道路ばかり気にして下を見ていると、車の流れに気づきにくくなりがちです。
運転する時は、なるべく視線を高く保ちましょう。
コツ3:白線や縁石でタイヤの位置を把握する
車両感覚を掴むには、タイヤの位置を把握するのが一番のポイントです。
タイヤの位置を把握することで、内輪差を予想することができます。
タイヤの位置は白線や縁石で掴むことが可能です。
まずは、安全な場所で白線や縁石ギリギリに寄せてみて、フロントガラスから白線や縁石がボンネットのどの位置に見えるか見てみましょう。
そうすると、ボンネットの真ん中あたりに白線や縁石が見えている状態になります。
ボンネット越しに見えた白線や縁石の位置が左タイヤの位置です。
右タイヤは、自分の右足の下あたりにあります。
慣れると、サイドミラーで白線の位置を確認することもできるため、駐車場などでは、サイドミラーで両サイドの白線に合わせて停めることができるようになるはずです。
まれに、外車などで車幅が広い車や、タイヤが外側に出っ張っている車などは例外ですが、日本車であれば、白線や縁石を利用してタイヤの位置を掴むことができます。
1〜2週間に1回は運転して車両感覚を保とう!
車を運転する場合、ある程度車両感覚がないと事故を起こす可能性が高くなります。
車両感覚を忘れないためには、1〜2週間に1回、30分ほどの運転を心がけましょう。
もしも、最後の運転から期間が空いてしまい、車両感覚を忘れてしまった方は、ペーパードライバー講習を受講するのも一つの方法です。
ペーパードライバー講習とは、車の運転にブランクがある人が、実際に運転しながら運転技術を向上させていくものです。
教習所で行うコースの他に、自宅などへ出張してもらうコースがあります。
一度でも運転のプロが横に乗っている状態で運転すれば、車両感覚とともに自信を取り戻すことが可能です。
「頻繁に乗らないから車両感覚を忘れてしまいそう…..」という方はこの記事でご紹介したコツやペーパードライバー講習を実際に試してみて、車両感覚を保ちましょう。
最短14日で免許取得なら五井自動車教習所
-
前の記事
大型二輪免許で乗れるバイク、普通二輪との違いを解説 2024.10.25
-
次の記事
記事がありません
Author:小野尾 光 投稿一覧
1979年、五井自動車教習所に取締役として入社。
- 教習指導員資格保有
- 年間読書数200冊
- 千葉県船橋市出身
- 愛車はトヨタ エスクァイア マルチ ユーティリティ