普通二輪免許で乗れるバイクは?ATとMTどっちがいい?

普通二輪免許で乗れるバイクは?ATとMTどっちがいい?
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二輪免許を取りたいけれど、AT(オートマ限定)とMT(マニュアル)とどちらがいいんだろう?とお悩みの方は多いのではないでしょうか。

普通自動車免許は現在ATの方が主流になっていますが、普通二輪免許は、必ずしもそうとは言えません。

そもそも、普通自動車免許は必要性に駆られて取る方が多いのに対して、普通二輪免許は、趣味で取る方が多いというのも、その理由の一つでしょう。

この記事では、普通二輪免許で乗れるバイクや、二輪免許はMTで取る人が多い理由を解説していきます。

普通二輪免許で乗れるバイクにはどういうものがある?

普通二輪免許で乗れるバイクは、50㏄超~400㏄までのバイクです。

このうち、125cc超のバイクは、高速道路での走行や、二人乗りができます。(125cc以下でも二人乗りできるバイクもあります)

ただし、二人乗りができるのは、免許取得してから1年以上経過していること、高速道路の二人乗りは、3年以上経過していることが必須条件です。

普通二輪免許MTで乗れるバイク

普通二輪免許MTで乗れるバイクは、400㏄までのすべての二輪車両です。

ATのスクーターだけでなく、ネイキッドやフルカウル、アメリカンなど、様々なタイプがあり、車両数も多くなっています。

以下は、普通二輪免許MTで乗れるバイクの一例です。

普通二輪免許ATで乗れるバイク

普通二輪免許ATで乗れるバイクは、主にスクータータイプです。

原付・小型AT・普通AT含めて、36モデルに乗れます。

例えば、以下のようなモデルです。

普通二輪免許を取得するなら、ATとMTどっちがいい?操作や教習の難易度は?

ATとMTで悩む一番の理由は、「マニュアル操作に自信がない」というものです。

普通自動車免許のMTのような難しさがあるのではないかと感じている方は多くいます。

しかし実際は、普通二輪のMT車の方が操作や教習の面で初心者に向いていることがほとんどです。

AT・MTの操作や教習の難易度について、以下で詳しく見ていきましょう。

【1】操作はMTの方が難しいが、操縦はATの方が難しい

普通二輪MTは、右手でアクセルと前輪ブレーキ、左手でクラッチ、右足で後輪ブレーキ、左足でチェンジペダルを操作します。

つまり、両手両足を別々に動かしての操作になるので、「難しい」と思う方が多いようです。

マニュアルは、変速操作(ギアチェンジ)が必要であり、加速する際はギアをアップしていき、減速の際はギアをダウンします。

上記操作を「面倒くさい」と思う方もいる一方、「操縦している感覚が得られるから好き」という方も多いようです。

変速操作は、複雑な操作であることは確かですが、普通免許があれば15分~30分程度、免許がなくても1時間程度でだいたいの操作を身につけることができます。

比較的短時間で覚えることができるうえ、覚えてしまえば、考えなくても無意識下で操作することが可能です。

一方で、普通二輪ATは、右手でアクセルと前輪ブレーキ、左手で後輪ブレーキを操作します。

足は、何の操作も要りません。

変速の際も、何もしなくても勝手にマシンがギアチェンジします。

このように、ATはMTと比較すると操作は簡単です。

しかし、操縦は難しいとされます。

その理由は、以下の3つです。

<ATの操縦が難しい理由1>車体が重いから

多くの教習所で採用されているATバイクは、MTバイクよりも20㎏ほど重いものです。

二輪の教習は、一番最初に「引き起こし」と言って、転倒させたバイクを自力で起き上がらせる練習をしますが、20㎏の差は大きく、引き起こしができないまま1時間が終わってしまうこともあります。

<ATの操縦が難しい理由2>車幅、ホイールベースが長く、小回りが利かないから

普通二輪のATバイクは、車幅、ホイールベースが長く、小回りが利きません。

小回りが利かないと、左折が大回りになりやすく、スラロームやS字・クランクでパイロンに接触しやすくなります。

したがって、教習中に上手くいかず延長になったり、試験で失格になったりします。

MTとATは試験コースが同じなので、より小回りが利かないATの方が、不利な状況で試験を受けなければなりません。

また、車幅が広いと、足がつきにくく、身長160㎝でもギリギリです。

足がつかないと、転倒してしまうため、小柄な方には不向きでしょう。

<ATの操縦が難しい理由3>ニーグリップができないので、バランスが安定しないから

ATには両膝の位置にタンクがないため、両膝で挟んでバランスをとることができません。

そのため、安定しにくく、低速でふらつきやすくなります。

しかもATはアクセルだけで低速をコントロールしなければなりません。

そのため、教習所にある平均台やS字・クランクで超低速を維持しなければならない時、不意にアクセルがオフになってしまい、転倒する人が多くなります。

【2】教習は普通二輪MTの方が時限数は多いが簡単にクリアできる

教習所の時限数は、ATが15時限、MTが19時限と、MTの方が4時限多めに技能教習があります。

しかし、そこで基礎をじっくり学ぶことができるので、操作に慣れてしまえば、操縦は安定感の高いMTの方が簡単と言えます。

ATは、MTよりも4時限少ないとはいえ、延長や試験不合格で時限数が増えてしまえば、あまり変わらなくなってしまいます。

また、ATよりもMTの方が低速走行しやすいため、教習や検定をクリアしやすいのが特徴です。

【3】普通二輪MTの方が乗れるバイクの種類が多い

近年、ATバイクの人気が上がり、原付からカブ、大型電動バイクまで、ATで乗れるバイクはだんだん増えてきています。

しかし、それでもMTの方が圧倒的に乗れるバイクの種類が多いです。

MTを持っていれば、ATにも乗れますが、ATで取ってしまうと、MTには絶対に乗れません。

「あのバイク、かっこいいな」と思っても、乗れない場合が多いのです。

したがって、「ATバイクのこれに乗りたい!」というのが決まっている人以外は、様々な種類のバイクに乗れるMTを取った方が、後々の選択肢が広がります。

【4】後で限定解除するとお金がかかる

普通二輪免許のATとMTの料金の差は、15,000円くらいです。

しかし、後でAT限定解除しようとすると、3~5万円くらいかかります。

改めて教習所にも通わなければなりません。

そのため、最初からMTで取っておいた方がお得です。

【5】普通二輪MTの方が大型二輪を取りやすい

大型二輪は、ATもありますが、ほとんどがMTです。

したがって、大型二輪に乗りたい!と思った場合、普通二輪をMTで取っておけば、教習時間が少なくて済みます。

そのため、将来大型に乗りたくなるかもしれないと思ったら、MTで取っておくのがおすすめです。

【6】普通二輪免許はMTで取る人が圧倒的に多い

普通二輪免許に限定しない場合、二輪免許はATよりMTで取る人の方が圧倒的に多くなっています。

実際に、合宿免許の総合案内サイトが行なった調査によると、二輪免許をMTで取る人が98%、ATで取る人は、わずか2%しかいません。

引用:免許の匠

さらに、ATで取る人の7~8割が女性です。

女性は、「MTは操作が難しい」というイメージで、ATで取る人が多いようです。

普通二輪免許を取るならMTがおすすめ!

以上、普通二輪免許で乗れるバイクと、二輪免許はMTで取る人が多い理由について解説してきました。

操作の面で簡単なのは圧倒的にATですが、今後大型二輪にステップアップしたい方や、豊富な種類の中から気に入るモデルを見つけたい方はMTで普通二輪免許を取得しておくのが一番おすすめです。

料金や教習にかかる日数などが気になる場合は、合宿免許で取得できる自動車学校もあります。

まずは、普通二輪免許を取り扱っている自動車学校のプランをチェックしてみましょう。

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