教習指導員の給料や年収はどれくらい?地域別の違いやボーナスの有無等にも注目

教習指導員の給料や年収はどれくらい?地域別の違いやボーナスの有無等にも注目
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教習所で、技能や学科を教えてくれる教習指導員。
車好きな人ならば、一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。
ただ、具体的に仕事として収入がどうなのかは、不安なところですよね。

そこでここでは、教習指導員の平均年収と給料を、年代別・地域別にまとめ、ボーナスの有無も含めて、解説していきます。
また、最後に年収を上げるためのポイントも示唆しています。
教習指導員を目指している人は、参考にしてください。

教習指導員の平均年収と給料

まず初めに気になる平均年収ですが、教習指導員の仕事の平均年収は約287万円(250~325万円)です。

日本の給与所得者一人当たりの平均年収は465万円であり、男女別に見ると、男性572万円、女性280万円となっています。
したがって、教習指導員の平均年収は、全体平均の6割程度であり、全体の女性の平均年収とほぼ同じ、ということになるでしょう。

同じ車を扱う職種である、トラック運転手の平均年収が383万円、タクシー運転手の平均年収が358万円、バス運転手の平均年収が342万円ということを考えると、一見して低く思えます。

(このデータは202年6月に求人ボックス上で掲載されていた求人情報から算出した給料情報です)

しかし、この平均年収のデータはあまり当てにならないと筆者は考えています。

なぜなら、そもそもこの平均年収データは、「見習い期間中の指導員」の給料や、地方で極端に時給相場の低い教習所の給与も含まれているからです。

実際には、資格取得後の教習指導員であれば年収400万円~500万円ほど稼いでいる人が平均的と言えますので、日本の平均年収相場と比較しても遜色ないといえるでしょう。

教習指導員の年代別年収

教習指導員は、年代によって年収にかなり差があります。
もちろん、年代を追うにつれて上がる傾向です。

これは、教習指導員は年功序列の考え方が強く、長く勤めれば勤めるほど給与所得が上がるということと、長く勤める間に資格をたくさん取って、その手当が増える、ということから来ています。

あるサイトでは

  • 初任給:14万円
  • 20代の給料:16万円
  • 30代の給料:35万円
  • 40代の給料:50万円

となっています。

30代40代の月給を見ると、先ほどの平均年収と比べて、かなり多いような感じですね。

教習指導員は、40代以降の経験を積んで健康に働いている人の月給相場がとても高くなっているのがポイントです!

教習指導員の地域別年収

また、教習指導員の年収は、地域別に見てもかなりの差があります。
最も高いのは関東地方で平均300万円、近畿地方では平均296万円、その他では平均272万円となっています。
都道府県別のランキング上位5位は以下の県です。

  • 1位 千葉県   336万円
  • 2位 神奈川県  316万円
  • 3位 東京都   311万円
  • 4位 埼玉県   287万円
  • 5位 栃木県   252万円

一方、最も給与水準の低い都道府県は山形県で、239万円。
千葉県との差はなんと97万円にのぼります。

同じ職種なのに、地方によってこれほどの差があるのは、驚きですね。
ただし、地方でも、グループ企業の経営している教習所などは、都会と同じ水準を保っていることもあるので、その教習所の年収や給与体系を、しっかりチェックすることが必要でしょう。

教習指導員のボーナスの有無

教習指導員は公務員ではなく、それぞれの教習所を経営する民間企業の会社員ということになるので、ボーナスの有無は、その企業の給与体系によります。
もっとも、ほとんどの教習所で、年2回のボーナスが出ると言われています。
ただし、ボーナスの額は、給料の1~2ヶ月分出れば多い方のようです。

年収を上げるためのポイント2つ

それでは次に、教習指導員として年収を上げるためのポイントを2点、解説していきます。

年収を上げるためのポイント1:資格が手当になり、年収に加算される!

年収を上げるためのポイントその1は、資格をたくさん取ることです。

教習所の業務は多彩であり、取れる免許も数多くの種類があります。
そのため、教習指導員の方も、教える資格をたくさん取らなければなりません。
ただ、資格を取ると、それが手当てになり、年収に加算されることになります。

例えば、以下のような手当てがあります。

  • 四輪教習指導員手当
  • 二輪教習指導員手当
  • 中型四輪教習指導員手当
  • 二種免許教習指導員手当
  • 高齢者教習指導員手当
  • 検定員手当

この他にも、特殊車両の教習指導員手当など、たくさんの資格と手当てがあり、これらの資格を多く取れば取るほど、手当てが増えていき、年収に加算されることになります。

また、資格によらない手当としては、精勤手当、家族手当、食事手当、無事故手当、残業手当、役職手当なども挙げられます。

年収を上げるためのポイント2:同じ教習所に長く勤めた方が年収が上がりやすい!

教習指導員の世界は、年功序列的な価値観が強いので、一つの教習所に長く勤めていた方が、どんどん昇給していきます。

先ほどの「年代別年収」に見られたような、年代による大きな差は、主に勤続年数に伴って生まれてきます。
したがって、長く一か所に勤めて、教習所内での評価を高めていくことが重要です。
その際、資格がたくさんあればあるほど、評価が高まっていきますので、やはり資格を取ることは必須でしょう。

教習指導員として就職するなら、そこで定年まで勤め上げるつもりで就職するのがベストです。

年収を上げたいなら最初の教習所選びが大切!

今まで見てきたように、教習指導員の平均年収は、日本の平均年収と比べると、高いとは言えませんが、同じ教習所にある程度長く勤めて、資格もたくさん取っていくと、40代くらいには、日本の平均年収に追いつくようです。

教習指導員を目指す方は、就職したら、そこで定年まで勤め上げることと、また、資格をたくさん取るために、日々勉強に勤しむことを、前提にして考えた方がいいでしょう。

そう考えると、最初に就職する教習所選びが重要になってきますね。

>>指導員として働く人向けの教習所選び方のポイント

教習指導員の給料は、その教習所がどこの地方にあり、どんな企業の経営で、どのくらい多くの車種を扱っていて、職場環境がどうなのかなどによって全然違ってきますので、初めによく調べて、何か所も比較してみてから、選ぶようにしましょう。

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