自動車学校の受付事務職で働いていた人が教習指導員にチャレンジするのはあり?
- 2023.09.01
- 運転免許豆知識
自動車学校に入校すると教習指導員に目が行きがちになりますが、教習指導員以外にも受付事務で働いている方が多くいます。
その中でも、主に女性に多いのですが、受付事務で入社して働いたのは良いものの、教習指導員として勤務する同僚や先輩を見て、自分も受付事務ではなく教習指導員として働きたいと気持ちが変化してしまうことも少なくはありません。
実はそういう気持ちを抱えながら受付事務をしている方は多いという噂も耳にします。
そこで今回は、自動車学校の受付事務で実際に働いていた人が教習指導員にチャレンジすることはアリなのかを理由も含めて徹底的に解説していきます。
受付事務職で教習指導員へのチャレンジはアリ?
教習指導員になりたいと思っても現実的に受付事務職から教習指導員になるのは難しいかなと考えて諦めてしまう方が多いと思います。
結論を言うと、教習指導員になりたいと思い受付事務職の状態からチャレンジしてみるのはアリです。
今は受付事務職で良くても、結婚したり、出産したりしてライフスタイルが変わると気持ちも変わることは多く、ライフスタイルが変わった直後に教習指導員を目指す受付事務職の人は多い傾向にあります。
そう簡単に教習指導員になれるわけではありませんが自分の努力次第では教習指導員になることは可能なので、もし、受付事務職から教習指導員になりたいと思ったら、迷わずチャレンジしてみることをおすすめします。
受付事務職から教習指導員へのチャレンジがアリな7つの理由
ただ単に「受付事務職から教習指導員にチャレンジするのはアリですよ」とだけ言われても、どうして教習指導員にチャレンジするのがアリなのか分からずなおさら迷ってしまうと思います。
せっかくチャレンジするなら理由などもしっかり把握した上でチャレンジしたいですよね。
そこで受付事務職からでも教習指導員へチャレンジするのがアリな理由を7つにまとめましたので、順番に紹介していきたいと思います。
理由1:自動車学校としても自社スタッフの教習指導員へのキャリアアップはありがたい!
だいたいの人が一度事務で採用されたから指導員になりたい、とお願いしても断られるだろうなと思ってしまうと思います。
ですが、実際、自動車学校の受付事務職から教習指導員にキャリアップしたという話は多く耳にします。
それはなぜかというと、実は自動車学校としても自社で雇っていた受付事務職の人が教習指導員へキャリアアップしてくれるのは嬉しいことなのです。
受付事務職はただ単に事務作業をするだけでなく、普段から校内の雰囲気を見ていたり、学校の仕組みも把握していて信頼度が高いので、教習指導員になりたいと言えば喜ばれるのです。
理由2:教習指導員の資格に明確な年齢制限などはない!
教習指導員の資格を取得するには21歳以上という条件はありますが、これといって年齢上限はないため、基本誰でもチャレンジすることは可能です。
中には30代で受付事務職で入社して、40代後半になってから教習指導員を目指して資格を取得したという方もいるそうです。
他にも50代から教習指導員の資格を取得したという方もいます。
要するに、技量と熱量があれば、年齢関係なく教習指導員を目指すことができるということなので、諦めずにチャレンジしてみることをお勧めします。
理由3:給料アップや、待遇アップが望める!
教習指導員を目指す理由は人それぞれですが、だいたいの人が受付事務職の収入に満足できずに目指すそうです。
実際、受付事務職よりも教習指導員になった方が収入は上がり、待遇もそれなりにあるのが現実です。
今現在の日本は昭和の時代と比べると共働きの夫婦は約2倍にもなっているそうなので、受付事務職の収入に満足できないのも仕方ないのかもしれません。
ここ最近の女性は就職する時に、結婚や出産をした後でも復帰できる、共働きをしやすい環境などを重視しているので、それを考えた時に、自動車学校は受付事務職から教習指導員の資格を取得して収入を大幅に増やすチャンスでもあります。
ある意味、ここまで恵まれた環境も珍しいので、将来を考えて教習指導員の資格を取得するのは契約社員などの給料も格段に上がるので、教習所業界に勤める上では、かなり賢い選択肢だと思います。
理由4:転職にも有利な国家資格ホルダーになる!
教習指導員の資格は各都道府県公安委員会による指定を受けた自動車教習所において、指導員になるのに必要な知識や技能を認定するための資格です。
そして国家資格でもあり、学科教習と技能教習を行う「教習指導員」と、技能検定を実施する「技能検定員」の2種類に分けられています。
教習指導員の資格の合格率などは公表されていませんが、受験条件や合格基準が厳しいので、難関資格と言われています。
教習指導員の資格を取得すれば自動車学校の教官として働くことができますが、もしその後転職や引っ越しをすることになったとしても、一度資格を取得してしまえば同じ仕事を続けることが可能なので、今後の生活に変化があったとしても問題なく仕事を続けることができます。
もし、教習指導員をしているうちにドライバーの仕事をしたくなったとしても、この経験を活かして有利に転職することができるので、教習指導員の資格は取得しておいて損のない資格になります。
理由5:受付事務職で培った接客力を活かした教習指導員になれる!
教習指導員になると自動車学校の教官として働くことができますが、受付事務職から教習指導員になるとだいたいの人が最初はちゃんとできるか不安になります。
同僚や先輩の姿を見てなおさら不安になってしまいがちではありますが、実は受付事務職から教習指導員になった方が楽しくやりがいを持って働くことができます。
それはなぜかというと、受付では常に教習生に接客をして、時にはクレーム対応をしたりするので自然と接客力が身に付きます。
その受付時代に培った接客力を活かすことによって誰からも信頼される指導員になることができます。
また、受付事務職をしていると普段から運転する機会があまりないので、ペーパードライバーだという方もいらっしゃるかと思います。
ですが、ペーパードライバーだったからこそ、初めて運転する人の気持ちが理解でき優しく指導することができるので、少しでも興味を持ったら是非資格取得にチャレンジすることをおすすめします。
理由6:場合によっては、自動車学校の資格取得補助が受けられる可能性がある!
普通、資格を取得する際には受験料がかかってきます。
ですが、自動車学校の受付事務職から教習指導員の資格を取得するとなれば、自動車学校側から資格取得に対しての補助が受けられる可能があります。
他業種での勤務する上での資格取得補助はよく聞いたことがあると思いますが、自動車学校内でキャリアアップするために資格取得補助が受けられるというのを聞いたことがある人は少ないと思います。
補助があることによって金銭面的にも負担が少なく受験することができ、わからない事は自動車学校内にいる教官の人たちに聞くことができるので、0から自分で勉強するよりも有利に学習を進めることができます。
理由7:現場の教習指導員から試験のリアルな体験談や対策などを聞ける!
教習指導員の資格取得のために学習を進めていると、どうしても分からない事や、試験に対する不安などが出てきて、なかなか学習が進まないなんてこともよく起こりがちです。
そんな時は、自動車学校内にいる指導員の方から、試験を受験した際の体験談や、難問に対しての対策などを聞くことができます。
これは自動車学校の受付事務職として勤めていたからこその特権だと思うので遠慮せずに聞くことをおすすめします。
それによって自然と不安や疑問が解消され、自信を持って試験に挑むことができると思います。
自動車教習所の受付事務から教習指導員へのキャリアアップを目指そう!
いかがでしたでしょうか。
自動車学校の受付事務職から教習指導員にチャレンジすることはアリなのかどうかを色々な視点から説明させていただきたました。
受付事務職から教習指導員を目指すことは全然アリですし、むしろ職場からも喜ばれることなので、受付事務職から指導員へのキャリアアップを目指して挑戦してみることをおすすめします。
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Author:小野尾 光 投稿一覧
1979年、五井自動車教習所に取締役として入社。
- 教習指導員資格保有
- 年間読書数200冊
- 千葉県船橋市出身
- 愛車はトヨタ エスクァイア マルチ ユーティリティ