ペーパードライバーが運転を再開する前に確認すべきチェックリスト

ペーパードライバーが運転を再開する前に確認すべきチェックリスト
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「免許は取ったものの、教習所卒業後一度も運転していない」「昔は乗っていたが、もう何年も運転していない」などペーパードライバーの方は多いと思います。

急に仕事で必要になったり、子どもの送り迎えなどで必要になったり、地方転勤になり車の運転が必須となり、運転を再開しようと思っても、なかなかできないものです。

いざ運転を再開しようと思っても、何からしたらいいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな、ペーパードライバーの方が運転を再開する際に注意すべきことや、運転を再開する前にチェックしておくべきことについて詳しく解説していきます。

運転再開にあたり、不安な気持ちを抱いているペーパードライバーの方は、ぜひ参考にしてください。

ペーパードライバーが運転を再開する際は要注意!

ペーパードライバー歴の長さにもよりますが、まず発進の手順から忘れている場合があります。

それどころか、運転席に座ってみると、「アクセルとブレーキ、どっちだっけ?」「あれ?これ何をするレバーだっけ?」と、車の設備がわからない、ということも往々にしてあると思います。

また、道路標識や交通ルールを忘れている可能性もあります。

そんな状態で運転を再開してしまっては、周囲の交通の流れを乱すだけでなく、交通事故や道路交通法違反につながる可能性もあるので、ペーパードライバーが運転を再開する際には細心の注意が必要です。

ペーパードライバーが運転を再開する前のチェックリスト

ペーパードライバーが運転を再開する場合は、まずは次の12点を事前にチェックすることから初めてください。

これは、マイカーでもレンタカーでも同じです。

安全に運転を再開するための最低限必要なチェックリストとして活用してみてください。。

【1】サイドミラーを出す

まずは、サイドミラーを確認しましょう。

エンジンをかけると自動でサイドミラーが出てくる場合もありますが、出てこない場合は、運転席のドアのひじ掛けの部分、もしくはハンドルの中央から右に伸びる柄の部分、ハンドルの右下の部分などにある、「L」「R」と書かれた十字キーのようなものを操作して出します。

サイドミラーは、運転時の周囲確認に絶対必要なものですので、運転前には忘れずに出すようにしましょう。

【2】ミラー類の角度調整

ミラー類の角度調整は、運転する前に必ずしなければならないことです。

その前に、正しいドライビングポジションをとらなければなりません。

シートに深く座り、右足でブレーキペダルをいっぱいに踏んだ状態で、膝の曲げ伸ばしに余裕ができるくらいにシートを前後させて合わせます。

次に、リクライニングの調整をしていきます。

背中をシートにつけた状態で、ハンドルを握り、肘が伸びきらないポジションで固定すれば、正しいドライビングポジションの完成です。

その状態で、まずバックミラーの調整を手で行っていきましょう。

リアウィンドウがバックミラーの全面に映るように調整するのが理想的ですが、映り切らない場合は、リアウィンドウの下部にミラーの下部を合わせます。

左右は、ミラーの中央にリアウィンドウの中央が来るように合わせていきましょう。

次に、サイドミラーを、「L」「 R」キーと十字キーで合わせていきます。

上下はサイドミラーの下半分に道路が映るように、左右は自分の車のボディが4分の1程度が映るように合わせます。

【3】プッシュ式の場合はブレーキを踏んでからエンジンスイッチを押す

最近の車は、キーを差し込んで回す方式ではなく、プッシュ式のエンジンスイッチが多くなってきています。

プッシュ式の場合は、ブレーキをいっぱいに踏み込んだ状態で、スイッチを押しましょう。

キーを差し込んで回す方式のものはブレーキを踏まなくても始動します。

しかし、安全のためにどちらの場合であっても、ブレーキを踏んだ状態で回しましょう。

【4】アクセルは右、ブレーキは左

足元には、ペダルが二つあります(ATの場合)。

右がアクセル、左がブレーキです。

これは絶対に間違えないようにしましょう。

よくニュースなどで報道されている「アクセルとブレーキをふみ間違えの事故」などのように、踏み間違えると大事故につながりかねません。

不安な方は、足を交互に置いて、「こっちがアクセル、こっちがブレーキ」と何度か確認してみましょう。

【5】方向指示器の操作方法を確認

方向指示器は、たいていハンドルの右後ろにあるレバーを操作すれば起動します。

レバーを上に倒すと左折、下に倒すと右折のウィンカーが出ます。

車を出す前に、一度やって確認してみましょう。

ちなみに、海外メーカーの車の場合は、左右逆になっているので、方向指示器は左後ろのレバーです。

【6】ライト類の操作方法を確認

ライトは、たいてい方向指示器のレバーの先端を上側に回すと点きます。

一つ回すとフォグランプ、二つでロービーム、奥にレバーごと倒すとハイビームになります。

ただし、車によって仕様が違う場合があるので、必ず発進前にフォグランプ、ロービーム、ハイビームの操作を確認してください。

また、同時にハザードランプの位置も確認しておきましょう。

ハザードランプは車によって違いますが、運転席と助手席の間の逆三角マークのついたスイッチを押すことで起動する場合がほとんどです。

【7】ワイパーやウォッシャー液の操作方法の確認

ワイパーのレバーはハンドルの左側にあります。

一つ下げるとゆっくり、二つ下げると普通、三つ下げると高速で動きます。

ウィンドウォッシャー液は、ワイパーのレバーを手前に引くと出ることが多いです。

【8】エアコンの操作確認

エアコンは、車の仕様によってどこにあるかが全く異なりますが、たいていは運転席と助手席の間に操作パネルがあります。

特に夏や冬は、エアコンによって車内の快適度が変わってきますので、発進前に操作を確認しておきましょう。

【9】シフトレバー操作の確認

シフトレバーは、運転席と助手席の間についていることがほとんどです。

AT車では、主に通常走行とバック走行、駐車の時しか使いませんが、バックと前進を間違えて、事故に至ったケースもあるので、「D」(ドライブ=前進)「P」(パーキング=駐車)、「R」(バック)の意味をしっかり覚えておきましょう。

ちなみに、シフトレバーがハンドルの左側奥についている車もあります。

また、近年スイッチを押してシフトチェンジを行うシフトレバーや、ダイヤルを回すタイプのシフトレバー、棒を傾けるタイプのジョイスティックタイプなどを採用する車も増えてきています。

必ずしもシフトレバーが運転席と助手席の間にあるとは限らないので注意しましょう。

特にレンタカーの場合などは事前にシフトレバー操作は必ず確認してください。

【10】サイドブレーキを外す

サイドブレーキは、ほとんどの場合、運転席と助手席のシフトレバーの後ろにあるか、運転席の足元の左側にあります。

運転席と助手席の間にあるサイドブレーキは、ブレーキを踏んだ状態で、先端のボタンを押しながらレバーを上に引くとかかります。

足元にある場合は、ブレーキを踏んだ状態で、踏み込めばかかります。

シフトレバーと同様に、近年スイッチ一つでサイドブレーキをかける電動パーキングブレーキを搭載する車も増えてきています。

こちらも、運転前に必ず確認しておきましょう。

【11】シートベルトをする

シートベルトは、発進前にきちんと締めているかを確認してください。

もし同乗者がいるのであれば、助手席でも後部座席でも、シートベルトの着用が義務付けられています。

全員にシートベルトをしてもらうよう呼びかけましょう。

【12】ガソリンの残量確認

ガソリンのメーターは、車によって違いますが、運転席の前にある計器類のどこかに表示されています。

ガソリンのマークと「FUEL」という表示があるメーターです。。

運転前にはガソリンの残量が十分にあるか、確認しておきましょう。

左右に「E」と「F」という表示がありますが、「E」は「Empty(空)」で、「F」は「FULL(満タン)」という意味です。

矢印がEに近くないかを確認しましょう。

空に近づいている場合は、E側のランプが点灯しているはずです。

基本的に点灯してから数キロ以上走ることができるように車は設計されていますが、これが灯いていたらガソリンスタンドにまず行って給油を行いましょう。

意外と運転に慣れた人でも見落としがちなポイントなので、運転前に必ず確認するようにしてください。

事前に駐車場などですべてチェックしてから運転を再開しよう

今回ご紹介した12点は、発進する前に、必ず駐車場ですべてチェックするようにしてください。

一度発進してしまうと、わからなくなった時に焦って事故につながりやすくなります。

入念にチェックしてから、自信を持って発進しましょう。

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再教育専門のインストラクターなので、ペーパードライバーの傾向なども熟知しており、実際に運転をスムーズに再開できるように、という観点で教習が受けられます。

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